和暦、西暦、スラッシュ(/)有無など・・帳票ごとに日付のデータの形式が異なっていませんか?
invoiceAgentは様々な日付形式に対応し、統一化して検索項目に設定できます。
本記事では、invoiceAgentの日付データの変換方法とよく利用するパターンについて紹介していきます。
【前提】電子帳簿保存法では日付による検索が必要
2022年1月より施行された電子帳簿保存法では、「取引年月日」「取引金額」「取引先」の3つの検索機能要件を満たすことが求められます。
その為にも、保管するタイミングで「取引年月日」の日付形式を統一し、税務調査に備えておく必要があります。

詳しい内容については以下『電帳ナビ』の記事を参照ください。
▼【電帳ナビ】2022年1月施行!電子帳簿保存法改正のポイントと対応方法【文書情報管理士が解説】
文書定義上の「日付書式変換」「年度変換」を利用して日付データを変換しよう
ファイル名やOCRで取得した日付情報は、文書定義上のフィールド設定にて編集を行います。
以下、よく利用する日付形式の変換パターンを5つご紹介します。
西暦を変換する : yyyy年MM月dd日 ⇒ yyyy/MM/dd
(例) 2023年10月1日 ⇒ 2023/10/1
- 変換タブで文字列編集「+」を押下し、編集定義を追加します。その後、編集定義の右側に表示されているペンマークをクリックし、編集を開始します。

- 編集タイプ「日付書式変換」を選択し、
変換前 [yyyy年MM年dd日] / 変換後 [yyyy/MM/dd]で入力し、OKボタンをクリックします。
必ずMMは大文字、yyyyとddは小文字で記載してください。

- データ型を「日付」に設定し、日付フォーマットを [yyyy/MM/dd] に設定して保存します。

西暦(年が2桁表示)を変換する : yy/MM/dd ⇒ yyyy/MM/dd
- 変換タブで文字列編集「+」を押下し、編集定義を追加します。その後、編集定義の右側に表示されているペンマークをクリックし、編集を開始します。

- 編集タイプ「日付書式変換」を選択し、
変換前[yy/MM/dd] / 変換後[yyyy/MM/dd]で入力し、「振り分け実行時の年(西暦)で補完する」をチェックした上で、OKボタンをクリックします。
変換前の書式で「年」の値を補完する際に「振り分け実行時の年(西暦)で補完する」をチェックが必要です。
必ずMMは大文字、yyyyとddは小文字で記載してください。

- データ型を「日付」に設定し、日付フォーマットを[yyyy/MM/dd]に設定して保存します。

年度に変換する : yyyy年MM月dd日 ⇒ yyyy年度
- 変換タブで文字列編集「+」を押下し、編集定義を追加します。編集定義の右側に表示されているペンマークをクリックし、編集を開始します。

- 編集タイプ「年度変換」を選択し、
変換前[yyyy年MM月dd日] /変換後[yyyy年度]と年度の開始月を選択し、OKボタンをクリックします。
必ずMMは大文字、yyyyとddは小文字で記載してください。

- データ型を「文字列」に設定して保存します。

年月日時分秒を変換する : yyyyMMddhhmmss ⇒ yyyy/MM/dd
(例) 20231001090415 ⇒ 2023/10/1
- 変換タブで文字列編集「+」を押下し、編集定義を追加します。編集定義の右側に表示されているペンマークをクリックし、編集を開始します。

- 編集タイプ「日付書式変換」を選択し、
変換前[yyyyMMddhhmmss] / 変換後[yyyy/MM/dd]で入力し、OKボタンをクリックします。
必ずMMは大文字、yyyy、dd、hh、mm、ssは小文字で記載してください。

- データ型を「日付」に設定し、日付フォーマットを[yyyy/MM/dd]に設定して保存します。

和暦を変換する : 令和yy年MM月dd日 ⇒ yyyy/MM/dd
(例) 令和5年10月1日 ⇒ 2023/10/1
- 変換タブで文字列編集「+」を押下し、編集定義を追加します。編集定義の右側に表示されているペンマークをクリックし、編集を開始します。

- 編集タイプ「日付書式変換」を選択し、
変換前[GGGGyy年MM月dd日] ロケール[ja][JP][JP] /変換後[yyyy/MM/dd]で入力し、OKボタンをクリックします。
必ずMMは大文字、yyyyとddは小文字で記載してください。
ロケールは「言語:小文字のアルファベット2文字」「国:大文字のアルファベット2文字」「バリアント10文字以内」で入力します。

- データ型を「日付」に設定し、日付フォーマットを[yyyy/MM/dd]に設定して保存します。

英語日付を変換する : MMMMM(英語表記(月)) dd,yyyy ⇒ yyyy/MM/dd
(例) October 1, 2023⇒ 2023/10/1
- 変換タブで文字列編集「+」を押下し、編集定義を追加します。編集定義の右側に表示されているペンマークをクリックし、編集を開始します。

- 編集タイプ「日付書式変換」を選択し、
変換前[MMMMMdd,yyyy] ロケール[en][UR][UR]/ 変換後[yyyy/MM/dd]で入力し、OKボタンをクリックします。
必ずMMは大文字、yyyy、dd、hh、mm、ssは小文字で記載してください。
ロケールは「言語:小文字のアルファベット2文字」「国:大文字のアルファベット2文字」「バリアント10文字以内」で入力します。
※「Oct 1,2023」のように英語表記が略してある場合は書式[MMMdd,yyy]となります。

- データ型を「日付」に設定し、日付フォーマットを[yyyy/MM/dd]に設定して保存します。

まとめ 日付データの変換をマスターして簡単に検索しよう
今回は、フィールド設定にて日付形式を変換する方法をご紹介しました。
フィールド設定の内容を検索項目に指定すれば、簡単に検索できるようになります。
ぜひ実践してみてください!