MENU
invoiceAgentでは、文書内の情報(OCRでの読み取り)やファイル名から読み取った情報をもとに、
フォルダの自動振り分けや文書の仕分け、ファイル名の変更および検索項目の埋め込みができます。
加えて情報を読み取る際に、必要な部分だけ抜き出したり置き換えなどの加工が行えます。加工は複数組み合わせての利用もできるため、様々な運用に対応可能です。
本記事では、複数の加工を同時に利用する際の注意点・利用例についてご紹介します。
本記事は応用編になります。各加工機能の解説は下記記事をご参照ください。
複数の加工を設定した場合、設定画面の上から順に加工が実行されていきます。
例えば、下記図のように設定した場合、①分割→②切り出し→③読み替えの動作順になります。
なお、『読み替え』は必ず最後に実行される点にご注意ください。
本章では、実際に複数の加工を同時利用する設定例をご紹介します。今回はファイル名から情報取得→複数加工を2パターンご紹介します。※加工した情報はフォルダ名で利用する想定。
▼対象ファイル名
ファイル名:文書名_取引先番号(※)_取引金額_取引日付(yyyyMMdd).pdf
※取引番号:部門コード(先頭3桁)+顧客コード(後ろ6桁) → 例.SAE123456
▼複数加工パターン
例①
『分割』で「取引先番号」を取得 → 『切り出し』で先頭3文字の「部門コード」を取得 → 『読み替え』で「部門コード」を「部門名」に変換
例②
『分割』で「取引日付(yyyyMMdd)」を取得 → 『年度変換』で「取引日付(yyyyMMdd)」から「yyyy年度」に変換
▼フォルダ構成イメージ
加工前(ファイル名):請求書_SAE123456_12345678_20240822.pdf の「取引先番号」(赤文字)を部門名「エンタープライズ営業」に変換します。
例題の加工内容を設定すると下記画像の通りになります。
画面は、[文書定義の設定]-[Loader設定]を選択して表示される、Loader設定画面の[文書定義]タブ-[フィールド]タブの[変換]タブとLoader設定画面の[読み替え]タブを表示しています。
利用している加工の解説は、本記事上部に記載の『各加工機能の解説』をご参照ください。
加工前(ファイル名):請求書_SAE123456_12345678_20240822.pdf の「取引日付(yyyyMMdd)」(緑文字)を「2024年度」に変換します。
例題の加工内容を設定すると下記画像の通りになります。
画面は、[文書定義の設定]-[Loader設定]を選択して表示される、Loader設定画面の[文書定義]タブ-[フィールド]タブの[変換]タブを表示しています。
利用している加工の解説は、本記事上部に記載の『各加工機能の解説』をご参照ください。
いかがでしたでしょうか。今回は、複数の加工を同時に利用する場合の注意点・利用例をご紹介しました。
加工を組み合わせて利用することで様々なパターンに対応が可能なので、活用の幅がまた広がりましたら幸いです。ぜひ実践してみてください!
Related article
Pick up
Ranking
Info