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SVFX-Designerで作れる様式ファイルは、大きく分けて2種類あります。今回は、どういった様式ファイルがあって、それぞれの特徴を解説。その上でどちらを使うといいのかをご紹介します。
1つはベーシックモードと呼ばれるものです。
一般的な業務帳票の様式ファイルを作成する方法で、SVFX-Designerの標準設定はこのベーシックモードが選ばれています。そのため、意図的に設定を変更する場合をのぞいて、この方法が使われます。
ほとんどの帳票は、この方法で実現できます。具体的な機能例をあげれば、次のようなものがあります。
上述のベーシックモードで実現が難しい場合どうしたらいいのでしょうか。ここで、もう1つの方式グラフィックモードが登場です。
この方法は、グラフィカルなデザイン、チャート、テキストフレームなどを含めた帳票を作成できます。
などなどです。
これらグラフィックモード特有のアイテムが様式ファイルに1つでも含まれると、その様式ファイルはグラフィックモードとして取り扱われます。
では、どちらの様式を使うのがいいのでしょうか。ベーシックモードに比べてグラフィックモードは表現豊かな反面、以下、3つを考慮する必要があります。
グラフィックモードはすべてのプリンターで対応しているわけではありません。このため、グラフィックモードを想定される場合は、出力先のプリンタの選定と合わせて行うことが大切です。
グラフィックモードに対応していないプリンタは、ドットプリンタやラベルプリンタなどがあげられます。一般的に対応しているページプリンタであっても、非対応機種もあります。その場合は、PDF、PostScriptなどを使います。
グラフィックモードは豊富な表現、制御ができます。ただ、サーバでの処理がベーシックモードに比べると増えるので負荷が大きくなります。グラフィックモードでしか使えない機能が必須の場合を除いて、ベーシックモードを使うのがいいでしょう。
もっとも、最近のサーバはCPUやメモリ、I/O周りが高速で大量処理ができる安価なものが増えています。そのため、以前ほど心配しなくてもいいかもしれません。
グラフィックアイテムでは、処理をするときにフォントファイルにアクセスをします。このため、帳票サーバに仕様許諾をされたフォントが必要となります。特に、UNIX系のサーバでは、SVFが動作保証をしているSUフォントが別途必要になります。
帳票の内容やどういった用途に使うのか?をよく考えて、選択する必要あるのがおわかりいただけましたでしょうか?
気をつけたいのは、アイテム単位でグラフィックモードは設定できることです。見た目はベーシックモードのような作り方をしていても、様式にグラフィックモードを有効にした状態だとグラフィックモードとして帳票が扱われます。そのため、知らない間にグラフィックモードになっていないように気をつける必要があります。
SVFX-Designerをインストールした直後は、グラフィックモードが設定されています。しかし、グラフィックモード機能を使わないのであれば、動作設定をベーシックモードにしておくことをおすすめいたします。
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