集計表を確認する際に、Dr.Sumのデータが夜間に更新されたり、任意で更新されたりと更新頻度がばらばらでデータの更新状況の問い合わせが多く来てしまうことはありませんか?そこでこの記事ではデータの更新日時を集計結果に表示し問い合わせを減らす方法を説明します。
前提:基本的な集計表
今回は、「ブロック別」の「月度」ごとの「売上金額」を表したクロス集計表を事前に用意しています。
なお、クロス集計表を作る方法は下記の記事で紹介しています。
では、さっそく設定方法をご紹介します。
「情報」の表示情報を変更する
集計実行をした後に[情報]ボタンから[集計結果情報]を確認することができます。
通常では[総行数]や[集計対象データ件数]などが表示されます。
集計結果情報に出力される情報を変更して[テーブル更新情報]を追加していきます。
①レイアウト設定画面から[属性]をクリックします。
②[集計結果情報の表示]にチェックを入れます
③[すべて表示]を選択します。
④[適用]をクリックします。
それでは集計実行して結果を確認してみます。
データの更新日時が出力されるようになりましたね。これでユーザー自身でテーブルの更新情報を把握できるため管理者へデータの更新に関する問い合わせを減らせそうです。また、報告業務などで古いデータで報告をしてしまうといった間違いもあらかじめ防ぐことができそうです。
<注意点>
参照先がビューの場合は結合元のそれぞれのテーブルの中で最新の日時を取得する仕様になります。そのためマスターテーブルは更新されていても、トランザクションテーブルが更新されていない場合などはマスターテーブルの最新日時が表示されてしまうためそこだけは要注意です。
<その他注意点>
・データソースがDr.Sum以外の外部連携用の場合
[サーバー]では[サーバー設定]の[サーバー名]および[サーバー設定]の[コメント]だけが表示され、[テーブル更新情報]は表示されません。
・データソースがMotionBoardの場合
[サーバー]では[サーバー設定]の[サーバー名]および[サーバー設定]の[コメント]だけが表示され、[テーブル更新情報]では更新日時だけが表示されます。