MENU
システム構築中にうっかりテーブルを削除してしまったり、内容を変更したことはありませんか? レコードを消してしまった!でもOKです。
ひとつのテーブルを元の状態に戻すために、データベースのバックアップから復元をすると、データベースのサイズが大きいときは復元に時間がかかってしまいます。今回はデータベースのバックアップからテーブル単体を復元させる方法について紹介します。
覚えておくと必ず役に立つときがやってきますよ。
タイトルの通り、バックアップからテーブルを戻す方法なので、事前にデータベースをバックアップしておく必要があります。
バックアップをまだやってないよ、という方がいらっしゃいましたら、下記の記事を参考にしてください。バックアップの手動実行も自動実行も教えてくれています。
Dr.Sum TIPS:データベースをバックアップする・復元(リストア)する |
またバックアップの作成やバックアップからの復元は[システム権限]を保有するユーザーでEnterprise Managerにログインする必要がございます。
それでは実際の手順を紹介します。
今回は[System]データベースの[ETL_EventLog_TRN]テーブルをバックアップから復元したいと思います。
具体的な手順は
となります。こちらをひとつずつ解説してまいります。
バックアップはデータベース形式なので、「既存のデータベースを追加」で追加可能です。
Enterprise Managerを起動し、左上のデータベースアイコンで右クリックをして、「既存のデータベースを追加」を選択します。
このときにすでに追加しているデータベース名と重複をしないようにしてください。
今回はバックアップのデータベースを[System_bk]としています。
仮にバックアップ段階でデータベース名を同名としている場合は、バックアップしたフォルダを名称変更してOKです。
データベースの復元ができたら、復元したデータベースの[テーブル]から復元したいテーブルを選択し、右クリックから[テーブルのコピー]を選択します。
復元したいデータベースに移り、[テーブル]を選択してから、今度はテーブルを選択せずに、空白の場所を右クリックし、[貼り付け]を選択します。
同名のテーブルが残っている場合は上書きするかを選択することができます。
これでテーブルの復旧が終わりました。
最後に使用したバックアップデータベースを画面上から削除しましょう。
復元したデータベースを選択して、右クリックから[データベース]→[エントリーのみ削除]を選択します。
エントリーのみ削除はサーバー内のデータフォルダを残したまま、Enterprise Managerの画面から削除する方法です。
先程、仮にフォルダ名を変更していたら、忘れずにもとに戻しましょう。
手順は以上となります。
システムを構築していると、テーブルを前の状態に戻したいということがきっと出てくると思います。そんなときに役に立つ方法です。
バックアップがあるとデータの復旧だけでなく、このような定義の復旧も可能になるので、ぜひ毎日バックアップをするように心掛けてください。
バックアップのやり方について、再掲します。
Dr.Sum TIPS:データベースをバックアップする・復元(リストア)する |
Related article
Pick up
Ranking
Info