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可変型の明細行がある帳票で商品名の様に1行では印字することが難しいような項目だった場合に自動的に折り返して2行で出力したいということがあると思います。

このような場合には「自動リンクフィールド」という機能を使用することによって自動的に折り返すことができます。明細行の高さも最大文字数に合わせて調節されるので便利です。

注意ですが、今回ご紹介するのは可変行の明細の場合になりますので、固定フィールドの場合には「住所や会社名が長い場合に改行して2行で表示したい。」を参照下さい。

まずは可変型の明細を作成する為に「明細数が増減する帳票を作りたい(可変行)」を参照して「サブフォーム」と「レコード」を作成しましょう。作成が終わりましたら品名のフィールドを新規に作成しましょう。

 

作成したフィールド「品名」をクリックし選択したら、左部のプロパティの[データ桁数]を「44」にします。

[データ桁数]はフィールドがデータを保持しておくためのバッファのサイズのことなので、例えばフィールドの印字桁数を20桁、データ桁数を100桁と指定している場合には5行まで改行されます。

今回の場合は印字桁数が22桁なのに対してデータ桁数を44桁と設定しているので2行まで改行されることになります。

次に「品名」を選択している状態で左部のプロパティの[リンク先のフィールド名]の▼をクリックすると定義しているフィールドの一覧が表示されるので、その中から折り返して表示したいフィールド自身の「品名」を選択します。

以上の設定で、商品名が1行で表示できなかった場合に自動的に折り返して明細行の高さも文字数に応じて調節され出力することができます。

自動リンクフィールド機能を使えば出力する最大文字数に合わせて明細行の高さを予め決めておく必要がなくなるのでストレスフリーに可変行の帳票を作成することができます。

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