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帳票に出力する日付形式について、任意のフォーマットに変換したい場合はありませんか?
たとえば、「2025/6/1」のような、月と日が一桁のデータ。
 これを帳票上で「2025/06/01/」のように、”0″を付与することで2桁に整えたい――。
 そんな声をよくお聞きします。
本記事では、SVFで用意されている関数を使って日付形式を整える方法を計算式と具体例付きでご紹介します。
まず、前提として、SVFでは取得した項目(他のフィールドのデータ)を編集したり計算した結果を表示することができます。計算式・編集式の基本事項については以下マニュアルをご参照ください。
| SVFマニュアル:計算式・編集式について | 
今回は、「2025/6/1」→「2025/06/01」のように、の月と日が一桁のデータを、”0″を付与することで2桁に整える場合の設定方法をご説明いたします。
では早速、関数を使って、年・月・日の0補完を行っていきましょう。
設定方法の手順としては以下の通りです。
 尚、今回の方法以外でも実現はできますが、関数が長く複雑になるため、今回はフィールドを分けた方法をご案内いたします。
① 「年変換用」のフィールド作成
② 「月変換用」のフィールド作成
③ 「日変換用」のフィールド作成
④ ①~③のフィールドを結合
以降の説明では、「data」というフィールド名に「2025/6/1」の文字が入っており、それを変換する前提の説明を行います。
年は補完不要のため、dataフィールドの先頭4桁をそのまま利用します。
LEFT(data,4)
文字列を部分的に切り取って、一桁月かどうかを判断します。一桁と判断した場合は先頭に”0″を補完します。
IF(ATW(MIDW(data,6,2),"/")=2,"0" + MIDW(data,6,1),MIDW(data,6,2))
MIDW(data,6,2):月部分の文字列を取得(例:/6 or 06)/6の場合は桁が1桁と判定して "0" を補完し、06とします文字列を部分的に切り取って、一桁日付かどうかを判断します。一桁と判断した場合は先頭に”0″を補完します。
IF(ATW(RIGHT(data,2),"/")=1,"0" + RIGHT(data,1),RIGHT(data,2))
RIGHT(data,2):日付末尾2文字を取得(例:/1 もしくは 01)ATW(..., "/")=1:/1 のように / が含まれているかを判定/1だった場合は、RIGHT(data,1)(=1)に "0" を付けて "01" に変換年・月・日の変換用フィールドの値を結合します。
 各フィールドの間には区切り文字である「/」を入れます。フィールド名は「変換後結合用」とします。
年変換用 + "/" + 月変換用 + "/" + 日変換用
以下は、変換前と変換後の出力イメージです。
また、以下のようにSVF Designer上で関数の設定を行う必要があります。
日付形式を整えると、帳票の見栄えをよくするだけでなく、受け取る側の「読みやすさ」や「信頼感」にもつながる大切なポイントです。
最初はちょっと難しく感じるかもしれませんが、SVF関数をうまく活用し一度設定してしまえば、あとは毎回自動で変換できます。
ぜひ、今回紹介した関数を使ってあなたの帳票に「キレイな日付」を添えてみてくださいね!
日付変換や計算式については以下のマニュアルを参考にしてください。
| SVFマニュアル:計算式(文字列関数)について | 
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