売上管理や営業管理、生産管理や会計分析など様々なデータの分析を行う中で年別、月別など時系列での分析はとても重要な指標となります。しかし、データによっては「YYYY/MM/DD」のような年月日の日付型データは持っていても、「〇〇年」や「〇〇月」のような年や月の項目をデータとして持っていないというケースがよくあります。今回は項目の作成やSQLを利用することなく、年月日のデータを年月で丸める方法をご紹介します。

設定方法(Datalizer for Web)

①集計定義を作成する

Datalizer for Webの[設定・管理]画面にて集計定義を新規作成します。
※集計定義の作成方法は以下記事をご参照ください。

基本的なクロス集計表と抽出条件を作成したい!

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Dr.Sumに入っているテーブルやビューのデータをDr.Sum Datalizer for Web(以下Datalizer)を利用して、基本的なクロス集計表と抽出条件を作成する方法をご紹介します。マウス操作で作成できるので、とても簡単なところがポイントです!事前準備:Datalizerの集計定義の作成方法まず、下記の記事でデータの準備方法をご紹介しました。分析に必要なデータはあらかじめそろえておきましょう。なお、Dr.Sumへのデータのインポートについては下記の記事で紹介しています。参照:【手動で取り込み】データベースにCSVデータをインポートしよう～C...

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2021.04.26

②日付型の項目を列項目(もしくは行項目)に配置する

[レイアウト設計]画面にて項目を配置します。この時列項目(行項目)に「YYYY/MM/DD」形式の日付型のデータを配置します。(今回は「年月日」を配置します。)

③「年月日」を丸める

[列・行項目設定]ボタンをクリックし、[レイアウト設計]画面を開きます。

[列・行項目設定]-「列項目」-「年月日」を選択し、右側にプロパティを展開します。

[日付の分割・集計]をプルダウンから「年・月(二段)」を選択します。

[適用]をクリックし、[×]ボタンで[レイアウト設計]画面を閉じます。

④テストを実行し、結果を確認

[レイアウト設定]画面右上の[テスト]ボタンをクリックし、テスト画面で[集計実行]ボタンをクリックします。

列項目が年ごと、月ごとになっていることが確認できます。

設定方法(Datalizer for Excel)

①集計定義を作成する

「ファイル」-「新規作成」ボタンをクリックし集計定義を新規作成し、テーブルを選択します。

※集計定義の作成方法についての詳細はマニュアルをご参照ください。

②日付型の項目を列項目(もしくは行項目)に配置する

[レイアウト設計]にて項目を配置します。この時Datalizer for Webと同様に列項目(行項目)に「YYYY/MM/DD」形式の日付型のデータを配置します。(今回は「年月日」を配置します。)

③「年月日」を丸める

「年月日」を右クリックし「日付の分割/集約」を選択します。

コンボボックスから「年、月(2段)」を選択し、[適用]ボタンをクリックします。

⑤集計結果を確認

集計を実行し、年、月の2段になっていることを確認します。

さいごに

今回は年月日のデータを月単位で丸める方法をご案内しました。データ側で月単位の項目を持っていなくてもDatalizer側で丸めることができるため、簡単に月別の推移などを確認することが可能です。是非データ分析にご活用ください。

その他項目の設定については以下の記事でご紹介しています。

特定の文字列を含む値を別の値に変換したい

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 Datalizerで集計を行う中で特定の文字列を置換したいといったことがあります。例えば会社名に「(株)」と入っているものを「株式会社」に変換したいといった場合などがあります。そんな時はカスタム項目で文字列置換を行うことで実現可能です。 カスタム項目とは何か?カスタム項目とはSQLの式(関数やCASE式など)を利用して、データソースに存在しない項目を新しく作成する機能です。カスタム項目を利用することで、Dr.Sum Serverのテーブル/ビュー構成を変更せずに、特定文字列の変換や項目同士の文字列結合などが可能です。...

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2023.07.03

コードのみで分かりづらい集計表を他のテーブルから名称を紐づけて表示することで...

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集計表を作成する際に参照しているテーブルに商品名などの名称がなく集計表が分かりづらくなってしまうことはありませんか?そこで今回はコードから名称を参照して集計表の意味を分かりやすく伝える方法を解説します。  前提1:コードと金額を持つテーブルとコードと名称を持つテーブルを用意する 前提2:コードと金額を持つテーブルで集計表を用意する今回は、以下のような「店舗コード」別の「売上金額」を表したクロス集計表を事前に用意しています。 なお、クロス集計表を作る方法は下記の記事で紹介しています。...

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2023.04.26

別の項目のデータを参照して行項目や列項目を並び替えたい

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行項目や列項目のデータを並び替える際にデータの種類が多いと手作業での並び替えはとても手間がかかります。そこでこの記事では別の項目のデータを参照して一括で並び替える方法を説明します。 なお、クロス集計表を作る方法は下記の記事で紹介しています。 では、さっそく設定方法をご紹介します。前提:並び替え専用の項目を持っているテーブル/ビューを参照している今回は、以下のような「支社名」の表示順序を設定したテーブルを事前に用意しています。 別の項目を参照して行項目のデータを並び替える列・行項目設...

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2023.03.30

行列項目のデータを任意の順番に並び替えたい

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支社別の集計表や部門別の集計表を表示する際にDatalizerでは文字列順に並んでしまいます。そこでこの記事では行列項目に配置した項目を任意の順番に並び変える方法を説明します。 前提:行列項目と集計項目が配置してある集計表今回は、以下のような「支社別」の「売上金額」「売上数量」「原価」を表したクロス集計表を事前に用意しています。 なお、クロス集計表を作る方法は下記の記事で紹介しています。 今回の記事ではパターン①:行項目のデータを任意の順番に並び替えるパターン②:ソート用の項目を使用して並び替...

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2023.03.30

項目を文字列結合したい!【性+名→氏名】

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2022/03/28 時点(Dr.Sum ver.5.6)の記事です。本記事では複数の項目を文字列結合する方法をご紹介します。例えば性と名を別々の項目で保持しているときに、氏名としてひとつの項目に結合する場合に利用できます。担当者名(性)と担当者名(名)を結合して氏名を作成する今回は、下図のようなサンプルデータを使用しています。担当者(性)と担当者(名)のように性と名がバラバラになっている項目を文字列結合させ、氏名という項目を新しく作成します。Dr.Sumでは文字列結合をするために「カスタム項目」という機能を使用します。項目を結合す...

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2022.03.28