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Datalizerで集計を行う中で特定の文字列を置換したいといったことがあります。例えば会社名に「(株)」と入っているものを「株式会社」に変換したいといった場合などがあります。そんな時はカスタム項目で文字列置換を行うことで実現可能です。
カスタム項目とはSQLの式(関数やCASE式など)を利用して、データソースに存在しない項目を新しく作成する機能です。カスタム項目を利用することで、Dr.Sum Serverのテーブル/ビュー構成を変更せずに、特定文字列の変換や項目同士の文字列結合などが可能です。
以下のように会社ごとの売上を表示した集計表を使用し、会社名に「(株)」と入っているものを「株式会社」に変換していきます。
1.「レイアウト設定」から「カスタム項目」のアイコンをクリックして「カスタム項目新規作成」を選択します。
2.項目名を入力し、データ型を選択します。(今回は項目名を「会社名_新」、データ型は「VARCHAR」を選択しています。)
3.[カスタム項目設定]の欄に関数を入力します。
今回は文字列を置換するREPLACE関数を以下の書式で入力します。
REPLACE( [項目名],"置換前の文字列","置換の文字列")
項目名や置換したい文字列を入れて今回は「REPLACE([会社名],”(株)”,”株式会社”)」と入力します。
4.右上の[適用]ボタンを押すと[レイアウト設計]画面に戻り、項目一覧に作成した項目が追加されているので項目をレイアウト設計で配置をします。
5.テストを実行し結果を確認します。
「ガイドの適用」を行っておくことで、「文字列を置換する」関数などをリストから選択できるようになり、より直感的かつ効率的に設定できます。
今回使用した文字列置換以外にも関数をリストから選べるようになるので定義作成の際にとても便利です。
Datalizer Server管理者画面を開き[メニュー]-[システム設定]-[ガイドの適用]をクリックして[サンプル共通ガイドの設定]画面を開きます。
プルダウンから言語を選択(今回は日本語の「ja」を選択)し[適用]ボタンをクリックします。
以下マニュアルもご参照ください。
共通ガイドデータの適用(ガイドの適用) |
設定手順の3.の操作で関数を入力する際に[ガイド]ボタンをクリックして[SQLガイド設定]が開きます。
[カテゴリ]を「関数(文字列)」に変更し、「文字列を置換する」を選択します。
関数を選択すると[カスタム項目設定]の欄に自動で入力されるので「?」の部分に項目名や文字列を入力します。
その後設定手順の4.以降の操作を行うことでカスタム項目を作成できます。
今回はカスタム項目を使用して特定の文字列を別の文字列に変換するという操作を行いました。ガイドもあるので非常に簡単に設定ができるかと思います。ぜひデータ分析にご活用ください。
カスタム項目ではほかにも様々な関数を記述できます。こちらの記事でもご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
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