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CSVやExcelファイルをDr.Sumにインポートするときに、仮想テーブル(VTB)を使う方が多いと思います。

ただ、データ加工をする際はデータを取り込んでからテーブルに対してUPDATE文をかける・・・ということをやっていませんか?

実はCSVを仮想テーブルで取り込むときに、日付や時刻などの情報を付与することができます。

この記事では日付や時刻の付与の仕方を解説します。

 

仮想テーブルでできること

マニュアルからできることを抜粋してみました。

  • データソースの種類が[CSV]、[Excel]の場合

    • 四則演算、「+」を使用した文字列連結

      フィールド名を使用する場合は列名を半角角括弧([])で囲みます。リテラルも使用できますが、マルチバイトの文字を含んでいる場合は使用できません。

      例:[都道府県]+[地区町村]

    • DATE()

      システム日付を設定できます。

    • TIME()

      システム時刻を設定できます。

      ただし、データ型をTIME型にする場合、精度は「0」にしてください。精度を指定するとNULL値になります。

日付や時刻以外にも四則演算と文字列連結が可能ですね。

Dr.Sumマニュアル:VTB Creator画面クエリーグリッドエリア

 

インポートタスクで自動取り込みをするときに便利

この機能がどこで使えるのかを解説します。

たとえばインポートタスクで自動でデータを取り込む仕組みにしていると、この機能が役立ちます。

追記型でデータを取り込むようにしていると、「このレコードはいつ取り込まれたの?」とわからなくなってしまうときがあります。

レコードを挿入したタイミングでシステム日付が入っていると、いつ取り込まれたかがわかりますね。

 

仮想テーブルをつくってみる

では実際にやってみましょう。

仮想テーブルでCSVかExcel取込を選択します。

 

クエリーグリッドのところに[DATE()]、[TIME()]を入れる、これだけですね。

[実行結果のプレビュー]を見てみると、

ちゃんとシステム日付とシステム時刻が入っていますね。

こちらの機能をつかえばインポートした日付と時刻を入れることができます。

 

CSVファイルやExcelファイルの取込方法について、気になる方はこちらの記事を参照してください。

 

 

シンプルな設定ですが、役に立つ機能です。ぜひお試しくださいませ。

 

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Toru Sasahara

Dr.Sumのソースコード1行目から開発に携わり、四半世紀にわたってDr.Sumと共に歩んできました。 2022年からはDr.Sumの開発責任者とプロダクトエンゲージメント担当を兼務し、ユーザーが愛着を持ち、長く使い続けられる製品の開発に情熱を注いでいます。

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