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TableauはセルフサービスBIツールとして有名で、世界で利用するユーザーがいる、人気のBIツールです。
今回はTableauと高速集計データベースであるDr.Sumの接続設定について紹介いたします。
本記事を投稿した2023年6月の段階では、Dr.Sum接続はTableau Onlineに対応していません。 本記事もTableau Serverとの接続を記載します。
Dr.SumおよびDr.Sum Cloud における、連携可能な各種BIツールについて詳細は以下をご覧ください。
[Dr.Sum][Dr.Sum Cloud] 連携可能な各種BIツールについて |
Tableauについてはこちらの記事で接続方法をご紹介しております。
実際にTableauとDr.Sumを接続してみます。
TableauとDr.Sumの接続はtacoファイルというTableauのSDKを使用して構築されたコネクタを使用します。Dr.SumのtacoファイルをTableauフォルダの中に入れるのですね。
さっそくやってみましょう。
Dr.Sumのインストール時にDevelopment Kitを入れます。そうするとインストールディレクトリの下記のフォルダにtacoファイルが入っています。
例) C:\DrSum56\DevKit\tableau-connector\drsum56_odbc-2020.4.taco
このファイルがTableauと接続をするキーのファイルとなります、このファイルをコピーをしましょう。
Tableauをインストールすると、リポジトリフォルダができます。こちらのConnectorsフォルダの中に先程コピーしたtacoファイルを配置します。
例) C:\Users\admin\Documents\My Tableau Repository\Connectors
以上で準備は終了です。tacoファイルを所定の位置に配置するだけでOKです。
準備が終わったので、実際に接続できるか確認してみましょう。
まずはTableauを起動させます。
左メニューの[サーバーへ]から[その他]を選択します。
[WingArc1stによるDr.Sum5.6]というちょっとキニナル名前ですが、こちらでDr.Sumに接続できます。
ここでちょっとDr.Sum側の様子を見ておきましょう。
Dr.Sumの管理者ツールを開けると、データベースが3つ用意しています。今回はこちらの[SALES]というデータベースとつないでみましょう。
Tableauの画面に戻って、[WingArc1stによるDr.Sum5.6]をクリックすると、接続情報が表示されます。
Dr.Sumへの接続情報を入力していきましょう。
項目 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
サーバー | (例)localhost | Dr.Sumのインストールされているサーバのコンピュータ名やIPアドレス |
Port | 6001 | オンプレDr.Sumなら6001でOK |
Database | (例)SALES | Dr.Sum内のデータベースを1つ指定する |
ユーザー名 | (例)Administrator | Dr.Sumにログインするユーザー名 |
パスワード |
無事につながりました。画面左にSALESデータベースの中のテーブルとビューが表示されています。
さっそく受注ビューを参照してみましょう。
受注ビューを参照すると、中のデータが参照できます。
[シート1]に移動して、ちょっと集計をしてみます。
左側に受注ビューの項目がならびますので、シートにポンポンと項目を置いていきます。あっというまに表が完成しました。
TableauとDr.Sum、簡単に接続できましたね。
本記事の紹介は以上です。
セルフサービスBIは自由度が高く操作がしやすい反面、データが貯まるとレスポンスに影響が出たり、データの共有がしにくいということもございます。そのときにはDWHツールの導入の検討をしてもよいと思います。
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