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RedshiftからDr.Sumにデータをインポートするにはどのようにしたらいいのでしょうか?
CSV/Excelファイルのインポートはできるのは知っているが、クラウドのデータベースからDr.Sumにインポートすることが想像がつかない…。そんな方に今回はクラウドのデータベースであるRedshiftからDr.Sumにデータをインポートする方法をお伝えします。

 

RedshiftとDr.Sumの位置付け

企業によりデータ基盤の仕組みは異なりますが今回の記事ではデータレイクにRedshift、データウェアハウスにDr.Sum、のようにDr.Sumをエンドユーザーのフロントに置くようなデータ分析基盤として使用しているユーザーを対象としてご説明します。

 

Redshiftをデータレイクとして扱う

クラウドのデータベースであるRedshiftはデータウェアハウスにもデータレイクにもなりえます。今回は社内のデータが全てRedshiftに蓄積されていくがエンドユーザー向けに公開するには加工が必要、というようなシナリオを想定してデータレイクの位置付けとします。

 

Dr.Sumをデータウェアハウスとして扱う

データを可視化するならDr.Sumを見ればよい!というように全社的なデータの分析可視化基盤としてDr.Sumを利用している、というようなシナリオを想定してデータウェアハウスの位置付けとします。

 

RedshiftのデータをDr.Sumにインポートする

前提:Redshiftにテーブルを持っている

今回はRedshift側に下記テーブルを保持している前提とします。
名前空間   :redshift-techblog
データベース名:dev
スキーマ名  :public
テーブル名  :sample

 

ODBCドライバーをインストールする

①ODBCダウンロードサイトhttps://docs.aws.amazon.com/ja_jp/redshift/latest/mgmt/configure-odbc-connection.html#install-odbc-driver-windows にアクセスし、64ビットODBCドライバーバージョンX.X.Xを選択します。※今回はWindowsOSを対象とします。
②インストーラーがダウンロードされたことを確認します。
③ダウンロードされたmsiファイルをダブルクリックで実行します。
④「Next」を選択します。
⑤ I accept the terms in the License Agreement にチェックを入れます。
⑥「Next」を選択します。
⑦「Next」を選択します。
⑧「Install」を選択します。
⑨「Finish」を選択します。

 

ODBCデータソース(64ビット)を設定する

①Windowsメニューから「ODBCデータソース(64ビット)」を選択します。
②「システムDSN」を選択します。
③「追加」を選択します。
④「Amazon Redshift (x64)」を選択します。
⑤「完了」を選択します。
⑥「Data Source Name」を任意で入力します。
⑦「Server」を入力します。
※後ほどRedshiftでの調べ方を説明します。
⑧「Port」を入力します。※デフォルトは5439です。
⑨「Database」を入力します。 
⑩「Auth Type」を入力します。※今回はStandardとします。
⑪「User」にRedshiftの管理者IDを入力します。
⑫「Password」を入力します。
⑬「Encry Password For」を入力します。※今回は Current User Only を選択します。
⑭「Test」を選択します。
⑮SUCCESS!と表示されたら「OK」を選択します。
⑯「OK」を選択します。

備考:Serverの入力情報の確認

管理者でAWSのコンソールにアクセスします。
①「Amazon Redshift」を選択します。
②「名前空間」を選択します。
③「ワークグループ」を選択します。
④「ODBC URL」の赤線で示した部分がServerの設定内容になります。

 

ODBCでインポートする

下記の記事を参考にしてODBCで作成したデータソースを元にインポートします。

SQL Server のデータをODBCでデータインポートしよう
https://navi.wingarc.com/product/drsum/9300

備考:VTBの設定

①「名前」を任意で入力します。
②「種類」にODBC(64Bit)を選択します。
③「グループ」を選択します。今回はAdministratorsを選択します。
④「データソース」を選択します。※ODBCデータソースで設定した内容が表示されます。
⑤「ユーザーID」にRedshiftの管理者IDを入力します。
⑥「パスワード」にRedshiftの管理者パスワードを入力します。
⑦「テスト」を選択します。
⑧接続に成功しました。と表示されたら「OK」を選択します。
⑨「OK」を選択します。
⑩「スキーマ」を選択します。
⑪「テーブル名」を選択します。
⑫「追加」を選択します。

作成したVTBファイルを指定してインポートしたら完了です。

無事にRedshiftからDr.Sumにインポートできました!
クラウドのデータベースからDr.Sumにインポートする方法は意外と簡単でしたね。
一般的なODBCと変わらず設定できるRedshiftのドライバーに感謝です。
是非やってみてください!

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山下 悦矢

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MotionBoardとDr.Sumのプリセールスをしております。 歴は5年ほどになります。皆さんに分かりやすくお伝えできるように 頑張って発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

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