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損益計算書のような集計表を作成するとき縦方向の計算が必要となり行き詰まったことはありませんか?
そこで今回は縦方向の計算を自由に行う方法を説明します。
※集計表マップはDr.Sum Datalizer Professional for Web かDr.Sum Datalizer Expert というライセンスが必要な設定となっております。
今回は計算元となるデータを[損益計算書用]というテーブルに持っている前提となります。
縦方向に計算するにはマッピング定義(集計表マップ)を使用します。
①定義ファイルを作成するフォルダ上で右クリックから[新規作成]を選択します。
②[マッピング定義(集計表マップ)]をクリックします。
③定義名を入力します。ここでは[損益計算書]と入力します。
④ガイドボタンを選択します。
⑤前提としていたテーブルを選択します。ここでは[損益計算書用]というテーブルを選択します。
⑥基準レイアウト設定を選択します。
⑦[金額]を集計対象項目設定にドラッグ&ドロップします。
⑧[適用]を選択します。
⑨×ボタンでレイアウト設定を閉じます。
表示したいレコード[売上高]を追加していきます。
①[レコード追加]をクリックします。
②表示名を入力します。ここでは[売上高]とします。
③フィールド[科目]を選択します。
④演算子[等しい(=)]を選択します。
⑤データに[売上高]と入力します。
⑥[追加]をクリックします。
⑦×ボタンでウィンドウを閉じます。
テスト実行してみると[科目]が[売上高]のみのレコードで集計されていることを確認することができます。
表示したいレコード[売上原価]を追加していきます。
①[レコード追加]をクリックします。
②表示名を入力します。ここでは[売上原価]とします。
③フィールド[科目]を選択します。
④演算子[等しい(=)]を選択します。
⑤データに[売上原価]と入力します。
⑥[追加]をクリックします。
⑦×ボタンでウィンドウを閉じます。
テスト実行してみると[売上原価]のレコードが追加されていることを確認できます。
図に示しているような①売上高、②売上原価のレコード追加ができている状態から計算して新しいレコード③売上総利益を追加する設定を行います。
[売上総利益]を[売上高]-[売上原価]で計算して追加します。
①レコード追加ボタンのプルダウンをクリックします。
②[事後計算項目]をクリックします。
③項目名を入力します。ここでは[売上総利益]と入力します。
④集計項目間計算式に[1 : 売上高]-[2 : 売上原価]と入力します。
※画面下に表示される入力の補助機能から選択して計算式をつくることができます。
⑤[適用]を選択します。
テスト実行してみると計算されていることが分かります。
このように集計表マップでは1行ずつレコードを追加してそれぞれのレコードで参照するデータを変えたり追加したレコードどうしで計算させたりできます。
同様の手順でレコード追加を繰り返し設定していきます。
全てのレコードの設定ができたらテスト実行で確認してみます。
このように集計表マップを使用すると損益計算書のような縦計算を自由に組むことができます。是非試してみてください。
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