データベースに入っている実績のデータと、Excelで管理している予算データを結合して予実表を作成したいと思ったことはありませんか。MotionBoardの結合データソースという機能を使うと、わざわざ事前に実績と予算のデータを結合したものを準備しなくても、すぐ予実表を作成できます!
結合データソースの概要
結合データソースの機能の概要ですが、明細データ同士を結合させるのではなく、集計結果を結合していきます。実績のデータだけで担当者ごとの集計表を作成し、予算のデータだけで担当者ごとの予算表を作成します。後は、MotionBoardが二つの集計表を結合してくれるのです。
結合データソース使うときの注意点
項目を配置する際は、以下の点に注意してください。
- 行/列項目に配置できるのは、DS1の項目だけ
- 行/列項目に配置した項目を同じ名前、同じデータ型かつ同じ値の項目がDS2以降にも必要
例えば、項目名が合っていない場合、以下のようにエラーメッセージが表示されますが、項目名で別名を付けて名称を揃えることで回避することも出来ます!
結合データソースの設定
データソースの準備
通常、DS1で1つだけデータソースを選んでチャートを作成しますが結合データソースを設定する際はさらにDS2としてデータソースを選択します。今回はDS1に実績のCSVファイル、DS2に予算のExcelファイルをデータソースを選択し予実表を作成していきます。
- [データソースエディタ]の、左上の[データソース選択]をクリックします
- [DS1]タブで実績データを選択後、[DS1]タブの隣にある青いプラスマークのアイコンをクリックします
- [DS2]のタブが表示されるので、予算データを選択します
Excelデータの読み込み設定については、以下の記事を参考にしてください。
項目の配置
データソースの設定ができたので、項目を配置していきます。DS1の項目は黒字、DS2の項目は赤字で表示されています。
- DS1の項目「氏名」を行項目に配置します
- DS1から「金額」、DS2から「予算」の項目を集計項目に配置します
予算と金額のデータが横並びで表示され、集計結果が結合されていることが分かりますね!
ここまでの設定で予実表が作成できましたね。
最後にもう一つ左側の[フェーズ別積み上げ]のチャートを作成すると完成です。このチャートも同じように結合データソースを使用して、列項目に配置した[フェーズ]という項目で結合しています。[積み上げ縦棒]のチャートで表現することで、予算に対する実績や見込みの積み上げ状況が分かりやすく可視化できますね。
さいごに
いかがでしたか?事前に結合したデータを準備することなく、MotionBoardの中で自動で結合してくれるのでかなり便利ですよね。予実表の作成以外にもいろんな場面で使える機能になるので、是非マスターしてください!