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手元にあるCSVやExcelファイルをDr.Sum環境にアップロードするとき、「毎回手動で大変。自動化したいけどバッチコマンドを使うのはハードルが高い…」と思うことはないでしょうか?本記事ではGUIベースで簡単にファイルアップロードの自動化設定ができるFile Upload Agentを紹介します。
※ File Upload AgentはDr.Sum Ver. 5.7より追加された機能です。本機能をお試しの際は現在利用中のバージョンをご確認ください。
※ File Upload Agentを利用するためにはAdministrative Toolsのインストールが必要です。下記マニュアルを参考にWeb Consoleからダウンロードください。
Dr.Sumマニュアル:6.1. Administrative Toolsをダウンロードする |
File Upload Agentはクライアントコンピューターで管理しているファイルをDr.Sum Serverに対してアップロードすることでファイル連携を簡単に自動化できる非常に便利な機能です。特に、Dr.Sum Server側のインポートタスクと連携させることでファイルのアップロード~インポートの一連を自動化できます。
GUIベースで手元のCSVやExcelファイルをDr.Sumへインポートするためには、以下の2つのステップが必要です。
これら2つのステップについて、1を自動化するツールがFile Upload Agent、2を自動化するツールがインポートタスクという位置づけになります。File Upload Agentを使わずに自動化する場合は、専用のバッチコマンドで実施する必要がありハードルが少し高めです。一方File Upload Agentではマウス操作で簡単に設定ができます。また、アップロード対象とするファイル名にも「*月度売上明細.csv」のようにワイルドカードも指定できる点も非常に便利です。
インポートタスクについては下記のページをご覧ください。
本記事ではサンプルとして、「C:\CSVs」フォルダにある3ヶ月分の売上CSVを「C:\CSVs\upload_task」フォルダにアップロードする設定を行っていきます。
Enterprise Managerの上部にある上矢印のアイコンをクリックすることでFile Upload Agentを起動できます。
左のメニュースペースで右クリックし、[接続先の追加]をクリック後、接続情報を入力して[接続して保存]をクリックします。今回の例ではlocalhostにあるDr.Sumを指定していますが、実際のシーンではクライアントPCとは別環境にあるDr.Sum Serverへ接続します。
次にアップロードタスクを作成していきます。右側のメニューの上で右クリックし、[新規作成]をクリックします。
次の画面では、具体的なアップロード設定をしていきます。
設定箇所は大きく3つです。
各項目を記入後、[OK]をクリックします。設定は以上で終了です。オプションとしてアップロードに失敗したときにバッチプログラムを実行できるので、メール通知などの処理を入れておくとよいですね。その他File Upload Agentの詳細については下記マニュアルをご覧ください。
Dr.Sumマニュアル:6.4. アップロードタスクを新規作成する |
では、実際にアップロードが行われるか確認してみましょう。作成したアップロードタスクの上で右クリックし[監視を開始する]をクリックします。
複数ファイルを監視した場合は一つずつファイルがアップロードされ、アップロード元のファイルは削除されます。タスク設定時に「アップロード完了後にファイルをバックアップする」にチェックを付けると自動でバックアップフォルダが作成され、名前に日時が付与されて格納されます。
最後に3つのファイルがアップロードできているか確認してみましょう。問題なくアップロードできていますね!
もし監視を停止したい場合は、タスクの上で右クリックし[停止する]をクリックすればOKです。
本記事ではCSVやExcelなどのファイル連携する際にGUIベースで簡単にアップロードの自動化ができるFile Upload Agentを紹介しました。基幹システムから出力されたファイルを一旦手元のPCで加工してインポートする際などにぜひご利用ください!
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