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Dr.Sum Ver. 5.7から、CDataアダプターを使用することでJSON、XML形式のファイルや、Salesforce、KintoneからデータをDr.Sumに直接インポートしたり、CSVファイルに関数を使いながらインポートをすることが可能になりました!インポートの自由度がさらに上がり、事前の加工や集計速度、APIの制限、インポート後の加工など今までの悩みがかなり解消されそうですよね。本記事ではCDataアダプターを使ったCSVファイルのインポートを紹介していきます。
提供しているCDataアダプターと接続確認済みのデータソースは以下をご参照ください。
【Dr.Sum】CDataアダプターの配布および接続確認済みデータソースについて |
Ver. 5.6以前はCSVファイルのインポート時に文字列の抽出など加工をしたい場合は、Dr.Sumへインポート後にビューなどの作成、もしくはETLツールであるDr.Sum Connectを利用する必要がありました。しかしver. 5.7からCDataアダプターの利用で、標準機能で関数を使って加工しながらCSVファイルのインポートができるようになりました。以前よりシンプルな構成で加工+インポートができて運用が楽になりますね!
本記事の「参考:関数を使った日付のフォーマット変更」では、日時項目のフォーマットを関数で変換しながらインポートする設定を行っていますのでぜひご参照ください!
以下のページよりCSVファイルのCDataアダプターをダウンロードし、「lib」フォルダーにある「cdata.jdbc.csv.jar」をDr.Sumサーバーの任意のフォルダに配置します。
【Dr.Sum】CDataアダプターの配布および接続確認済みデータソースについて |
・Windowsのスタートメニューから[コントロール パネル]-[システム]-[システムの詳細設定]を選択します。[システムのプロパティ]画面で、[詳細設定]タブの[環境変数]をクリックしシステム環境変数欄に、変数「CLASSPATH」が登録されているか確認します。
・変数「CLASSPATH」の有無で(i)もしくは(ii)を設定します。
(i)システム環境変数「CLASSPATH」が追加されていない場合
[新規]ボタンをクリックし、[システム変数の編集]画面で[変数名]に「CLASSPATH」、[変数値]に保存したJDBCドライバーの絶対パスを入力後、[OK]ボタンをクリックします。
(ii)システム環境変数「CLASSPATH」が追加されている場合
システム環境変数欄にある「CLASSPATH」を選択し[編集]ボタンをクリックします。[変数値]の末尾にセミコロン(;)を追加し、保存したJDBCドライバーの絶対パスを続けて入力後、[OK]をクリックします。
・最後に、[環境変数]画面で[OK]ボタンをクリックし、Dr.Sum Serverのサービスを再起動します。
VTB Creatorを起動し[データソースを選択]画面にて[作成]ボタンをクリックし、[データソース情報]画面を開きます。[名前]に任意のデータソース接続名を入力し、[種類]で「JDBC」を選択後[編集]ボタンをクリックします。[JDBCドライバー一覧]画面にて、[作成]ボタンをクリックし[名前][ドライバー][フォーマット]を以下のように入力し、[OK]ボタンをクリックします。[JDBCドライバー一覧]画面で[閉じる]ボタンをクリックします。
名前 | 任意の名前 |
ドライバー | cdata.jdbc.csv.CSVDriver |
フォーマット | jdbc:cdata:csv:GenerateSchemaFiles=OnStart;URI=[uri]; |
[JDBCドライバー]欄で設定したドライバーを選択し、[テスト]をクリックして「接続に成功しました。」のメッセージが表示されるか確認し、[OK]を2回クリックして[データソース選択]画面に戻ります。
[データソース選択]画面に作成したデータソース接続設定が表示されるため、以下の記事の「手順1:仮想テーブルの作成」を参考にVTB Creatorで仮想テーブルファイルを作成します。インポートについても同記事をご参照ください。
VTB Creatorで仮想テーブルファイルを作成し上部のテーブル表示エリアで右クリックし[テーブルのプレビュー]を確認すると、日時項目がGMT グリニッジ標準への変換により+9時間されています。こちらをフォーマットの設定+関数の設定で変換するところもご紹介します!
[編集]をクリックし[データソース情報編集]から[データソース情報]画面を開き[編集]ボタンをクリックします。[JDBCドライバー一覧]画面で作成したドライバーを選択し[プロパティ]から[JDBCドライバー情報]画面で以下のように設定し、[OK][閉じる][OK]の順で操作しVTB Creator画面に戻ります。[uri]の部分は、「データソース接続設定を登録」節と同様に環境に合わせて変更ください。
フォーマット |
jdbc:cdata:csv:GenerateSchemaFiles=OnStart;URI=[uri];ConvertDateTimeToGMT=true |
続いて、画面下部のクエリーグリッドエリア最終行にて、[フィールド]を「format(【カラム名】,’yyyy/MM/dd HH:mm:ss’)」、[表示名]を任意の名前で入力します。※既存の項目の[フィールド名]と同じ名前を[表示名]として指定した場合既存項目の[表示]を「False」に変更してください。
いかがでしたか?本記事ではDr.Sum Ver. 5.7で可能になったCDataアダプターを使用したCSVファイルのインポート方法と関数を使った日時のフォーマット変換をご紹介しました。関数を使用した加工や絞り込みをした結果をDr.Sumにインポートできるのでデータ活用がさらに進みそうですよね!以下の記事でCDataアダプターを使用したSalesforceのインポートや他のデータソースへの接続手順について紹介していますので併せてご参照ください。
CData Driverを使用してDr.Sumにデータをインポートする方法 |
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