★★★:よくある

『SVF』という名称はブランド名であることはご存知ですか?
実は『SVF』の中にはたくさんの製品やモジュールがあります。その数、何と約50個(!)…くらい(筆者調べ)。「約」とか「くらい」とかを付けてしまうのは、マイナーな製品も含めると、全体数が未だによく分からないのです。
この数だけ聞くと、『SVF』の製品構成を理解するなんて素人には無理!!と思われるかもしれませんが、実際のところはポイントさえ押さえてしまうと、意外に簡単に理解できてしまいます。

まずは基本の3つの分野を理解する

SVF の各製品群は、大きく分けて3つの分野に分けることができます。
1つ目は、帳票の見た目を定義するための【設計部】
2つ目は、上位システムとSVF本体となる実行部の間をつなぐための【接続部】
3つ目は、SVF本体である帳票の実データを作成【実行部】

英語で書くと【Design】【Interface】【Output】です。

SVF の全体構成を絵で表現すると、以下のようになります。

SVF全体図

これを3つの分野に分けて表現すると、以下のようになります。

SVFの3つの分野

 設計部(Design) の役割とは

代表的な製品名は「SVFX-Designer」です。

帳票を出力するには、まずデザインする必要がありますので、「SVFX-Designer」を使って帳票の見た目を定義していきます。
「SVFX-Designer」の凄いところは、単純な見た目をデザインするだけではなく、改頁制御やヘッダ、小計、合計行の挿入など、帳票内のデータに応じて見た目を変化させたい場合も、全て「SVFX-Designer」上の設定で、ノンプログラミングで実現できてしまうことです。

こうすることで、上位システムからは帳票の中に出力したいデータだけ出力すれば良いので、データとデザインを完全に分離することができます。

接続部(Interface) の役割とは

代表的な製品名は「SVF Connect SUITE Standard」です。

【実行部】は、「Java」で作成されていますが、帳票を出力したい上位アプリケーションには様々なアプリケーションがあるため、必ずしも「Java」で接続できるわけではありません。

そのため、【接続部】が間に入り、上位アプリケーションから送信された様々なデータを変換することで、上位アプリケーションの違いを意識せずに【実行部】が動作することができるのです。
「SVF Connect SUITE Standard」では、CSV (comma-separated value) や TSV (tab-separated value) 、固定長などのテキストファイルの取り込みや、Java や Microsoft .NET Framework 、Windows の COMオブジェクトから API で接続するためのモジュールをご提供しています。

実は、【接続部】にはアプリケーションと接続するだけではなく、クライアントと接続する役割もあるのですが、それはまた別の機会にご紹介できればと思います。

実行部(Output) の役割とは

最後は【実行部】です。『SVF』 の大半の製品はこの分野に属しています。

【実行部】は、【設計部】で作成された帳票定義体である「様式ファイル」と【接続部】で解析したデータをマージして帳票を出力する分野ですので、「何に出力したいか」に合わせて製品を選択します。

まず、実行部の中でも、ベース製品と呼ばれる製品があります。
それが、「SVF for PDF」「SVF for JavaPrint」「Report Director Enterprise」です。
この3製品のいずれかがインストールされていないと、SVF は動作することができません。

PDF や Windowsプリンタドライバ用の印刷データを作成するための「SVF for PDF」、プリンタに各社固有のコマンド形式で印刷をするための「SVF for JavaPrint」、更に、印刷を統合管理するための「Report Director Enterprise」...とそれぞれの製品の役割がありますので、これらを選択したり組合せてベース製品を決定します。

そして、数えきれないオプション製品...

更に、ベース製品を決めた後は、出力したいファイル形式に合わせてオプション製品を追加していくことになります。
オプション製品は、大きく分けて「Excel」や「TIFF」「CSV」などの電子ファイル系、「SATO」や「東芝TEC」などのラベルプリンタ系、その他にも他社製品連携系など色々ありますので、SVFを繋いでみたい何かがあれば、是非お問合せしてみてください。

さて、今回は『SVF』というブランドを構成する3つの分野についてご説明しましたが、お気づきになったでしょうか。
実は「設計部(Design)」と「接続部(Interface)」は代表製品が1つのみなのです。
つまり、どんな出力にしたいかを「実行部(Output)」のベース製品から選択し、必要に応じてオプションを追加することで、SVF の基本構成は簡単に組めてしまうのです。

ポイントが分かればとても簡単ですので、是非ともご利用のモジュールがどの分野なのか確認してみてください。
『SVF』の理解が、ずっと深まるかと思います。