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SVFを使っていると、帳票のオーバレイでいくつも呼び名が出てきます。
代表的なものをあげてみると…
などです。実は、これらすべて同じものを指しているのをご存知でしょうか?
上述のように呼び名がたくさんあるのは、歴史的な経緯があります。パーソナルコンピュータが普及する前の大型コンピュータの時代までさかのぼります。
その頃は、こういった大量印刷や電子帳票システムとの連携をするときに、プリンタや電子帳票システムに帳票のオーバレイ部分を登録する方式を使っていました。システムからは、逐次テキストデータを出力し、見た目部分を重ね合わせて(オーバレイ)出力していたのです。
しかし、フォームや様式、オーバレイなど各ベンダーがそれぞれの呼称を使っていたため、同じものを指しているのに呼び名が異なるという今があります。
SVFX-Designerは、SVF製品群において帳票設計を担うアプリケーションです。そのSVFX-Designerで作成した帳票設計データを様式ファイルと呼びます。この様式ファイルを元に、SVF製品群において帳票出力や運用を担うサーバー製品を通じて紙やファイルに出力できます。
この様式ファイルには、どういったデータをどこに配置するのかが記載されており、データを流し込むとあらかじめ設定したとおりの帳票が出力されます。
SVFではフォームオーバレイという考えを採用しています。このフォームオーバレイには、どういったフォントで、どういった罫線が引かれていて…などの帳票のデザイン情報や改ページのタイミング、明細の中の小計、総計、バーコード、四則演算、統計計算など、帳票に含まれるデータごとの動的制御の情報も含んでいます。
こういった情報を全て様式ファイルに保持することで、上位システムからは帳票内に含まれるデータだけ出力すれば、あとの帳票の見た目に関わることを全てSVFに委ねることができるのです。
前述のとおり帳票のオーバレイは、複数呼び名があります。このうちFrmは、SVF特有のものになります。SVF設計部Ver. 6.3以前で作成された様式ファイルがFRMという拡張子を使っていたため、このように呼ばれていました。
歴史的な経緯で複数呼び名がありますが、プロジェクトなどでは呼称を統一するほうが望ましいかと思います。そのため、SVFでは「様式ファイル」と統一するのがお勧めです。
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