さいしょに
SQLって、一度書いた本人じゃないと「何やってるのか分からない」ってこと、ありませんか? 特に他の担当者が書いたSQLを保守・改修する場面では、読むだけで一苦労。しかも仕様書も残っていなければ、正直解析にかける時間は相当なコストになります。
そんなときに使ってみてほしいのが、Dr.Sum Copilotの新機能「SQLを解説」です。AIがSQLの内容を自然言語で説明してくれるという、まさに“読解支援ツール”。今回はこの機能を実際に触ってみたレビューを、現場目線でお届けします。
動画でも説明しています
本記事の動画バージョンを用意しています。動いている操作画面が見たいという方はこちらをご参照ください。
SQLを解説…ってどういうこと?
この機能、ざっくり言うと「SQLの中身をAIが説明してくれる」もの。SELECT文、UPDATE文、DELETE文など、主要なコマンドに対応しています。ポイントは、Dr.Sumと接続している状態だと、スキーマ情報をもとにより正確な説明を出してくれる点です。要は「このSQLって何をしてるの?」という疑問に、一発で答えてくれるというわけです。
実際に使ってみた:処理の見える化がすごい
まずCopilotにログインし、「SQLを解説」画面にアクセス。SQLを貼り付けて「解説を聞く」をクリックすると、左に元のSQL、右にその解説が表示されます。
例えば「このSQLは、顧客の注文履歴からカテゴリ別の支出を抽出しています」といった具合に、処理の目的を自然な日本語で教えてくれます。さらに、SELECT句やFROM句ごとにブロック単位で詳細な解説もあり、サブクエリの中身まで読み解いてくれるのがありがたいところ。
出力イメージまで生成できるのが神
さらに便利なのが、「このSQLの出力結果を表形式で見せて」とチャットで依頼できること。すると、生成AIが想定される出力サンプルを提示してくれます。画面や帳票の設計と照らし合わせる際にもかなり有効です。
軽微な文法ミスは自動補正も
文法的に少しおかしなSQL(括弧漏れやカンマの誤りなど)でも、AIが自動で修正提案してくれます。再実行すれば修正後のSQL+その解説も一緒に確認可能。もし解説がうまく出なかった場合も、再生成やチャットでの追加問い合わせでカバーできます。
導入シーンと得られるメリット
この機能、単なる読み解き支援にとどまらず、SQLレビューの効率化や属人化排除にもつながります。
SQLレビューの工数削減
チーム間のSQL共有・ドキュメント化の代替
SQL初心者への教育・キャッチアップ支援
データ連携時の読み解き負担軽減
Copilotの中で解説→修正→確認までワンストップで完結できるのも、現場にとっては大きなメリットです。
さいごに
SQLの読解に悩むすべての人に
Dr.Sum Copilotの「SQLを解説」機能は、SQLを扱うすべての現場に役立つ実践的な機能です。SQLを読める人が限られているチームや、属人化を防ぎたいプロジェクトにとっては、非常に有効な支援ツールになるはず。今後のアップデートにも注目しつつ、現場の一員として導入を検討してみる価値は大いにあると感じました。
参考記事
Dr.Sum Copilotのインストール方法
Dr.Sum Copilotの大体の金額イメージ