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みなさんはDr.Sum Copilotをご存知でしょうか? Dr.Sum Copilotは生成AIを活用し、自然言語からSQLやPythonスクリプトを生成できる機能です。
筆者である私はSQLやPythonを少し書けるのですが、「あれ、この場合どんな表現がいいかな?」と悩んで手が止まることが多いです。そんなときにCopilotにスクリプトの概要を教えてもらい、自分で補足して作り上げていくと効率が上がります。
Dr.Sumのパッケージ版をご利用の方はDr.Sum Copilotのインストールが必要です。今回はそんなDr.Sum Copilotをインストールして、活用するところまでを紹介します。
Dr.Sumのクラウド版をご利用の方は生成AIの準備やDr.Sum Copilotの設定が必要となります。
情報は下記の[Dr.Sum Copilot 使い方のご紹介]ページに記載されております。
Dr.Sum Copilot 使い方のご紹介 |
2024/3/28にリリースされたDr.Sum Copilot Technical Previewを使用しています。
本記事ではOpenAIの設定方法も案内していますが、2024年4月時点の情報のため、時間が経つと構成が変更されている場合がございます。
また使用する前に利用規約は必ず確認しましょう。Technical Previewの立ち位置の理解が必要です。
利用規約 |
Dr.Sum Copilotで使用する生成AIはユーザーが個別に契約をします。その際に費用がかかることをご了承ください。
「えっ、どれくらい費用がかかるの?」と気になる方のために、別記事でお金がどれくらいかかるかを紹介させていただきます。
それではさっそくインストールしてみます。
導入・操作ガイドは下記からPDFファイルをダウンロードできます。こちらに詳細が記載されていますので、本記事を読んで不明点がある場合はぜひ導入・操作ガイドを参考にしてください。
導入・操作ガイド |
手順はおおまかに3つです。
生成AIはOpenAIとAzure OpenAIを選ぶことができますが、今回はOpenAIで環境をつくります。
OpenAI developer platformにアクセスし、アカウントを作成します。
[Veryfy email address]をクリックし、メールアドレスで認証をして、名前・チーム名・誕生日を入力します。
画面左の設定画面から[API keys]をクリックします。
ここで電話番号の認証が必要になりましたので、電話番号を設定します。
API keyを作成します。Nameは任意ですが、Permissionsは[All]にする必要があります。
ついにシークレットキーが出てきました。こちらはCopilotの設定で使うので、メモ帳などに必ずコピーしておきましょう。
もうひとつ、Dr.Sum Copilotで登録が必要な箇所を確認しておきます。
左メニューの[Playground]から[Chat]を選択すると、[Model]の情報が確認できます。
このModelがあとで必要になるのでメモ帳などのコピーしておきましょう。
残念ながら無料プランのOpenAIではDr.Sum Copilotで利用することはできませんので、有料プランに切り替えます。
「Billing settings」ページで「Add payment details」ボタンをクリックします。
カードの必要情報を登録します。
ここでは法人として登録をしましたので、Business tax IDのところには法人番号を入力しました。個人であれば郵便番号が必要になります。
こちらはオートチャージの設定となります。
ちょっと試しにつかってみたい、という場合はオートチャージなしにした方が安全ですね。
Dr.Sum CopilotはDr.Sum Serverと同一の環境にインストールする必要があります。
インストールはウィザードの流れに沿って進めましょう。
インストール後に忘れずにサービスを起動させます。
Dr.Sum Copilotの設定をおこないます。
使用する生成AI:OpenAI
API Key:[生成AIを準備する]で作成したシークレットキーを入力する
Model:[生成AIを準備する]で確認したModelを入力する
上記を入力して[保存]をクリックします。
Dr.Sum Copilotの設定は以上となります。
設定が終わりましたので、動作を確認してみましょう。
Dr.Sum Copilotにログインすると、上図の画面が表示されます。
もしpythonが非活性になっていたら、下記のサービスが立ち上がっているか確認してください。
・Dr.Sum 5.x In-Memory Server
・Dr.Sum 5.x Launch Server
[SQL]をクリックしたら、テーブルやビューを選択する画面が表示されます。
今回は[受注ビュー]を選択してみました。
画面右下にある[これで指示の作成を開始する]をクリックします。
口語体で言葉を書いてみます。
『「株式会社」とついていない会社名で集計した売上額を表示してください』
と指示してSQLを生成したところ、”「株式会社」が前方一致しない”SQLをつくってくれました。
ここからSQLを書き換えて、”「株式会社」が中間一致しない”にしてもOKですし、指示しなおしてもいいです。
重要なのは提示されたSQLを鵜呑みせずに、自身で検証をすることですね。
Dr.Sum Copilotのインストールについての記事は以上です。
Copilot(副操縦士)を横において、SQLやpython作成を省力化してみてください。
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