本記事は、「業務を変える動画たち」シリーズとして実施したウェビナー第5回のまとめです。
- 各種承認作業を紙文書で行っている。
- ワークフローで回覧した文書を、別のシステムで電帳法対応している。
・・・その作業をもっと楽にしませんか?
カスタマーサクセスマネージャー「サクセスまゆゆ」が、ワークフローと invoiceAgent の連携を活用し、作業効率が向上するのかを検証しました。その結果をTECHBLOGでお届けします!
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第5回テーマ:解決策は invoiceAgent×ワークフロー!業務効率はどれぐらいアップするのか!?本セミナーで徹底検証します!

ポイント解説・デモ
紙の回覧プロセスの検証

例えば、経費申請などを行う場合、申請→上司承認→経理確認→保管といった一連の作業が一般的ですが、実際にどれくらいの時間がかかっているか、皆さんご存知ですか?
普段、あまり意識してないですよね。
そこで、申請書を作成してから承認・保管に至るまでの作業を事前に検証してみました。

検証したプロセスがこちらです。
- 申請者がExcelで書類を作成して内容をチェック⇒印刷して押印: 約30分
- 次の承認者が外出で不在!待機時間が発生 :約2時間半
- 承認者が内容を確認⇒承認決裁 :約10分
- 別拠点の経理には、社内便で郵送 :約15時間(翌日の午前中まで)
- 翌日、経理が内容を確認、押印:約10分
- 経理が申請情報を電帳法用にデータ入力、キャビネにファイリング(保管作業):約30分
紙の回覧プロセスの検証結果

検証の結果、紙の回覧プロセスに係った時間は約19時間!!
非常に長いと感じませんか?
でもこれ実は頑張った方で…公表されているアンケートによると、承認までの平均日数について、約50%の企業が3日以上かかると答えています。
皆さんの会社ではいかがでしょうか?こんなに時間がかかる作業をどうにか改善したいですよね。
ワークフローの例

この現実を打開できる有効な手段の一つが『ワークフローシステム』です!
記載された製品以外にも多くのワークフローシステムがございますので皆様の会社でも、すでに導入済みかもしれません。
では、先ほど事前検証した文書の承認プロセスを、ワークフローシステムに置き換えてみたらどうなるのでしょうか!?
デモ①:ワークフロー+紙の保管(サクセスまゆゆ検証)

先ほど紙の書類を回覧していた流れのうち、
申請~経理確認の部分をワークフロー:AgileWorksを利用して検証してみます。
経理承認までにかかる時間を計測しながら行ったデモについては下記をご参照ください。
※デモの様子は、動画をご参照ください。(4分32秒より)
デモ①の検証結果

デモでご覧頂きました通り、外出不在や、社内便による待ち時間が大幅に短縮されました。
- 申請から経理承認までの作業: 約15分(デモでは約5分でしたが、実際はPCを立ち上げたり、申請書を照合しながら丁寧な確認が必要となるため)
- 申請から経理承認までに係る各待ち時間: 約15分×2(申請承認、経理承認それぞれ左記の時間と仮定)
上記の通り、申請~経理承認までの時間が45分で、従来の保管作業30分を合わせると、全体で75分となります。元の時間から比較すると約17時間半の削減!!! しかし・・・・

経理の方の不満は、まさに『保管』に関わる作業ですよね!?
申請情報を電帳法用にデータ入力する作業や所定のルールに従ってキャビネットに保管する作業はワークフローシステムを導入しただけでは、改善されていないんですよね・・。

改めて待ち時間と作業時間に分けて確認してみましょう。
まず待ち時間。従来17時間30分かかっていましたが、ワークフローシステムを導入して、17時間も削減。
ですが、一方で、作業時間を整理すると従来、1時間20分かかっていましたが、ワークフロー導入でも45分かかるので、削減時間は35分です。
この時間のうち、経理保管の時間がまるで変っていない!この作業を1日に何回もやることを考えたらしんどいですよね・・・
なのでこの課題をぜひinvoiceAgentで、解決していきましょう!
デモ②:ワークフロー×invoiceAgent(サクセスまゆゆ検証)

2つ目のデモでは、経理承認以降の文書の保管部分をinvoiceAgentに置き換えてみたいと思います!
申請部分は、先ほどデモ①でご覧いただいたので、ワークフロー処理の最終承認後から保管の流れの部分を検証していきます。
時間を計測しながら行ったデモについては下記をご参照ください。
※デモの様子は、動画をご参照ください。(13分58秒より)
デモ②の検証結果

デモでご覧いただきましたとおり、保管作業の時間が、ワークフローとinvoice Agentを連携することで
保管作業が、invoiceAgentへのリンクをぽちっとし確認すれば完了!なので、多く見積もっても1分程度で完了するようになりました。

ここまで行ってた検証結果を纏めました。
待ち時間は、デモ①でご覧頂いた通り、17時間削減しました。
作業時間は、元々1時間20分でしたが、invoiceAgentを活用するにより16分になり1時間4分も削減に成功しました!
この右側の作業時間は紙回覧に比べて5分の1に削減できているので、作業効率が400%もアップしています!!これで経理の方のストレス軽減にも貢献できましたね。
まとめ

ここまでのinvoiceAgent × ワークフローの流れについて、今回はワークフローシステム「AgileWorks」を例に行いました。
システム上で申請・承認された書類やデータは、invoiceAgentに自動的に保存され、タイムスタンプが付与されることをご確認いただきましたね。
加えて、Web API を活用することで、invoiceAgentから会計システムへのデータ連携することも可能なので、一連の業務をシームレスに対応できます。

改めて紙の書類を回覧する際、「承認が遅い」それにより「モチベーションが上がらない」といった現場の課題がありました。
しかし、これらの課題は、ワークフローシステムを活用することで解決できました!
ペーパレス化することで今までストレスだった煩雑な作業から解放され、リモートで承認可能になり、待ち時間が削減しましたね。
さらに、タスクの可視化もできるので、今まで発生していた書類の紛失のリスクも低減できます。

次の課題は「データの入力作業」でしたね。
経理担当者は膨大な入力業務に追われ、電帳法やインボイス制度対応で確認項目が増えたことに悩まされていました。
こうした課題は invoiceAgent で解決です!二重入力をなくし、帳票保存を自動化することで、入力業務にかかる手間を省け、申請内容がそのままinvoiceAgentへデータ反映するので、意識することなく電帳法やインボイス制度に対応できます。
invoiceAgent×ワークフローのメリット

では、invoiceAgentとワークフローの活用メリット を振り返ります。
紙の書類に縛られず、ペーパーレス化が進むことで業務がスムーズになり、ワークフローの可視化によって「誰が何のタスクを担当し、承認が進んでいるのか」を記録で辿れるようになりました。
さらに、ワークフローとinvoiceAgentはユーザー管理が可能なので、セキュリティ面も安心です。
またinvoiceAgentで、法対応もスムーズに進められ、今後、他システムとの連携などさらなる業務効率化も期待できます。
ここまでは現場目線でのメリットをお伝えしましたが、最後に、経営課題の視点からお伝えいたします。
経営課題へのアプローチ

現場課題の解決は「コスト削減」「DX推進」「ガバナンス強化」 という企業で良く挙げられる経営課題の解決にもつながります。
まずは コスト削減 。invoiceAgentとワークフローを導入すると、ペーパーレス化が進み、印刷代や郵送費が減ります。また手作業が減ることで、人件費も削減できます。さらに削減できた時間は、より付加価値の高い業務に使うことができるので、人材も有効活用できます。
次に DX推進 。デジタル化によって、業務プロセスが可視化され、誰が何をしているか、進捗はどうなっているかが一目で分かります。これで業務改善しやすい環境を構築します。
最後に ガバナンス強化 。invoiceAgentとワークフローシステムは、内部統制とコンプライアンスを強化します。証憑(しょうひょう)書類を保管し、承認プロセスの記録することで、不正リスクを低減できます。”
このように、invoiceAgentとワークフローシステムの連携は、経営課題の解決に直結することご理解頂けたら幸いです。
この機会に業務改善をぜひご検討ください。
補足
本記事の設定方法等は下記Customer Successサイトの使い始めてみよう・マニュアルをご参照ください。