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テーブルをエクスポートする際に毎回全件洗い替えをしてエクスポートに時間がかかってしまうといった経験はありませんか?この記事ではDr.Sumのテーブルから別のテーブルにエクスポートする際にアップデートロードする方法をお伝えします。
先に結論からお伝えするとエクスポート機能ではアップデートロードをすることはできません。実現するにはDr.SumのODBCドライバーを利用してインポート処理を実装する必要があります。
※注意事項
パッケージ版のDr.Sumをご利用の方は、Dr.Sum DataLoaderオプションが必要となります。
今回は以下のテーブルを使った例でご説明します。
・受注データ_元データ(データが更新されているテーブル)
・受注データ(アップデートロードしたいテーブル)
Enterprise Managerを開き「データのエクスポート」を選択すると「キーが重複したらアップデート」(アップデートロード)の機能が使えない状態となっています。
このため、テーブルを新規に作成するか、全件洗い替えをするか、全件インサートするしか方法はありません。データ量が多い場合、このままでは処理に時間がかかってしまう可能性があります。
Dr.Sumをインストールした際にDr.SumのODBCドライバーが自動でインストールされるようになっています。このDr.SumのODBCドライバーを使うことで通常のインポート処理をDr.SumからDr.Sumに流すことができるようになります。
①ODBCデータソース(64ビット)を開き「システムDSN」を選択します。
②「追加」を選択します。
③Dr.SumのODBCドライバーを選択します。
ここではDr.Sum 5.7 ODBC Driver を選択します。
④「完了」を選択します。
⑤接続情報を入力して「接続テスト」を選択します。
⑥接続に成功しました。と表示されたら「OK」を選択します。
⑦「OK」を選択します。
ODBCデータソースが作成できたら次にVTBファイルを作成します。
VTBファイルを作成する際は種類を「ODBC(64Bit)」にします。データソースには先ほど作成したODBCデータソースを選びます。
VTBファイルができたらインポート機能でインポートします。
インポート機能ではエクスポートでは表示されていなかった「キーが重複したらアップデート」というモードが表示されるようになります。
このモードを選択して「実行」を選択することでアップデートロードができます。
実際にテーブルを見てみると変更箇所がアップデートロードできました。
皆さんも最小の更新処理で快適なDr.Sumライフをお過ごしください。
DataLoaderのオプションが必要なことはお忘れなく…。
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