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Dr.Sumのバージョンアップをする際のバッチファイルの書き換え作業に苦労したことはありませんか?今回はそんなバッチファイルの書き換え作業を楽にする「システム環境変数」の使い方をご紹介します。
<システム環境変数の例>
システム環境変数はOS上に設定される変数でDr.Sumをインストールするとコンピューターに自動で設定されます。基本的にDr.Sumに関連するディレクトリを変数で定義しており、バッチファイルの作成時に使用すればバッチファイルの保守性を向上させることができます。
<参考>
Dr.Sumの主なシステム環境変数の一覧
Dr.Sumマニュアル:3.5. システム環境変数を使用してバッチファイルを編集するには |
システム環境変数の中で特に使用するのが「DWODS_TOOLS_PATH」です。
※DWODS_TOOLS_PATH はDr.Sum 5.6からの新機能です。
この変数を使うことでDr.Sumの Administrative Tools のディレクトリを指定することができます。Administrative Tools のディレクトリはDr.Sumのバッチコマンドの記述によく使用します。
例えばインポートコマンドをバッチファイルで作成すると以下のようになります。
このようにシステム環境変数「DWODS_TOOLS_PATH」を使うことでバージョンを指定せずにバッチファイルを作成できます。
ご紹介させていただいた「DWODS_TOOLS_PATH」はDr.Sum 5.6からの新機能となっており、それまでは「DWODS55_TOOLS_PATH」のようにバージョンも含めた変数となっておりました。そのためシステム環境変数を用いても結局バッチファイルの書き換え作業が発生していました。
Dr.Sum 5.6からは DWODS_TOOLS_PATH というシステム環境変数にバージョンのしばりがなくなりました。つまり Dr.Sum 5.6 以降でシステム環境変数を用いたバッチ運用をしていただくと今後のバージョンアップ時にバッチの書き換え作業が楽になります。
<バッチファイルの例>
<DWODS_TOOLS_PATHを使用したバージョンアップ作業の例>
今回はバージョンアップ時のバッチファイル書き換え作業を軽減できるシステム環境変数
「DWODS_TOOLS_PATH」についてご紹介させていただきました。バッチファイルがこれからそのまま使えるようになるとやっぱり嬉しいですよね。是非ご活用ください。
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