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SVF Cloud Designer

可変型の明細行がある帳票で商品名の様に1行では印字することが難しいような項目だった場合に自動的に折り返して2行で出力したいということがあると思います。

このような場合には「自動リンクフィールド」という機能を使用することによって自動的に折り返すことができます。明細行の高さも最大文字数に合わせて調節されるので便利です。注意ですが、今回ご紹介するのは可変行の明細の場合になりますので、固定行の明細で設定したい場合には「住所や会社名が長い場合に改行して2行で表示したい。」を参照下さい。

サブフォームとレコードを作成する

まずは可変型の明細を作成する為に「明細数が増減する帳票を作りたい(可変行)」を参照して「サブフォーム」と「レコード」を作成しましょう。作成が終わりましたら商品名のフィールドを新規に作成しましょう。

折り返し設定をする

折り返し設定をしましょう。

データ桁数を変更する

作成したフィールド「商品名」をクリックし選択したら、右部のプロパティの[データ桁数]を「96」にします。

[データ桁数]はフィールドがデータを保持しておくためのバッファのサイズのことなので、例えばフィールドの印字桁数を20桁、データ桁数を100桁と指定している場合には5行まで改行されます。今回の場合は印字桁数が32桁なのに対してデータ桁数を96桁と設定しているので3行まで改行されることになります

リンク先のフィールド名を設定する

次に「商品名」を選択している状態で右部のプロパティの[リンク先のフィールド名]の▼をクリックすると定義しているフィールドの一覧が表示されるので、その中から折り返して表示したいフィールド自身の「商品名」を選択します。

テスト印刷する

以上の設定で、商品名が1行で表示できなかった場合に自動的に折り返して明細行の高さも文字数に応じて調節され出力することができます。

まとめ

自動リンクフィールド機能を使えば出力する最大文字数に合わせて明細行の高さを予め決めておく必要がなくなるのでストレスフリーに可変行の帳票を作成することができます。

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大江直輝

SVF
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建設業向けパッケージを導入するSIerを経て2017年にウイングアーク1st株式会社へ入社し、SVF・SVF Cloud・invoiceAgentのプリセールスを4年経験し、2023年現在は製品サポート部にてお客様への技術回答をおこなっています。今後は自社製品がお客様の資産の一部になれるような価値訴求や顧客接点をもったCustomer Success活動に注力していきたいです。

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