「住所や市区町村、緯度経度など自社の位置情報を表すデータを使ってエリア分析したい!」と思ったことはありませんか?MotionBoardでは、 地図データやレイヤー情報を標準で提供しているため自社の位置情報を含んだデータを地図上に表示して簡単にエリアマーケティングなどに活用できちゃいます!
- 本機能はMotionBoard Ver 5.0以降で利用可能です。
本記事の設定手順は、動画でも公開しています。
動画ナレッジでは、よく使われている機能を動画にてわかりやすくご紹介しています。
その他のMotionBoardの機能動画は以下URLよりご確認いただけます。是非ご覧ください!
設定の概要
MotionBoardでは「GEOアイテム」を使うことでデータソースの集計データや明細データを地図上に表示することができます。「GEOアイテム」の主な構成要素は以下の通りです。
- 位置情報の含まれたデータソース
- 地図データ
- レイヤー(地図データに重ねて表示するエリアやポイントの情報)
また上記を使って設定する「GEOアイテム定義」は、「①位置情報の含まれたデータソース」に含まれる位置情報の種類(エリア名/緯度経度/住所等)や、データソース定義のデータタイプ(チャートデータ/明細データ/利用しない)によって設定内容が異なります。詳細は以下マニュアルをご覧ください。
本記事では、チャートデータとしてエリア名(項目「都道府県」)を配置しエリアごとに集計した値を、標準で付属しているレイヤーを使って地図上に表現する方法をご紹介します。
設定方法
事前準備
位置情報の含まれたデータソースを使って、エリア名を表す項目・集計項目を配置したデータソース定義を作成します。
①[ボード管理]>[データ管理]タブ>[新規作成]で任意のデータソース定義名(都道府県ごとの売上金額)を入力し[OK]をクリック
②位置情報の含まれたデータソースを選択し[OK]をクリック
③行項目にエリア名を表す項目(都道府県)、集計項目にエリアごとに集計したい項目(売上金額)をドラッグアンドドロップで配置し[OK]をクリック
④[ボード管理]画面で[OK]をクリック
- エリア名のデータをデータソースとして使用する場合は、データソースのエリア名の情報とレイヤーに含まれるエリアレイヤーやポイントレイヤーの名前を一致させる必要があります。一致しない場合は、レイヤーのエリア名やポイント名に合わせてデータソースを修正するか、データソースに合わせてレイヤーのエリア名やポイント名をカスタマイズする必要があります。
独自のエリアを定義したい場合は、標準で付属するレイヤー以外に新しくレイヤーを作成することも可能です。
GEOアイテム定義の作成
事前準備で作成したデータソース定義(都道府県ごとの売上金額)を使ったGEOアイテム定義を作成します。
①アイテムツールバーの[GEO]を選択し配置
②事前準備で作成したデータソース定義、[利用データタイプ]で「チャートデータ」、[マッピングタイプ]で「エリア名」、[項目設定]で「行項目の値をエリア名として扱う」を選択し、[レイヤー追加]をクリック
③データソース定義で配置したエリア名を表す項目に合わせたレイヤー(Sample>jp>日本_都道府県_エリアレイヤー.mbgis)を選択し[OK]をクリック
④[詳細設定]タブ>[マップスタイル]で任意の地図データを選択し[OK]をクリック
選択できる地図データや入手方法は以下マニュアルをご参照ください。
さいごに
いかがでしたか?GEOアイテムの利用でより直感的に自社情報を把握できそうですよね!
GEOアイテムだけでなく、他のデータソースを使ったアイテムも配置し組み合わせて分析できることもMotionBoardの強みの一つです!ぜひご活用ください。
以下の記事では「MB IoT Agent」というモバイル端末向けのアプリケーションを使って取得した位置情報を含むセンサーデータをGEOアイテム上に表示する方法をご紹介しております。