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売上データなど、日次バッチより高頻度でデータをインポートし鮮度の高いデータを活用したい、そんなお悩みはありませんか?データ連携ツールDataLoaderの「同期機能」で、設定した頻度で同期元テーブルのデータを逐次反映することができます!
DataLoaderには「同期機能」と「アップデートローダー機能」の2つの機能があります。本記事では「同期機能」についてご紹介します。「アップデートローダー機能」については以下の記事でご紹介しています。
同期機能で同期できるデータベースは「Oracle」「SQL Server」「DB2」「PostgreSQL」です。
同期機能を使用するには、同期元、Dr.Sumで事前の権限設定が必要です。
Dr.Sumではテーブルの操作権限に加えて、DL_ALL_ACCESSまたはOWN_DL_ACCESSの権限が必要です。
同期元については、データベースごとに必要な権限が異なるため詳細はマニュアルでご確認ください。
Dr.Sumマニュアル:同期元で必要な権限 |
同期元テーブルには同期のきっかけとなるトリガーとジャーナルが自動作成されます。
※実施する際には接続ユーザにトリガーとテーブルを生成できる権限を与えておく必要があります。
同期機能の設定手順は大きく以下の3つです。
①Dr.Sumへの同期先テーブル作成と主キーの設定 ※画像は[SQL Executor]を使った設定例
②Dr.Sum Serverに同期元(本記事ではPostgreSQL)と同期先(Dr.Sum)の2つのODBCデータソースを登録
Windowsの[管理ツール]>[ODBC データ ソース (64 ビット)]>[システム DSN]からそれぞれ以下を参考に作成
※画像は同期元(本記事ではPostgreSQL)ODBCデータソース登録の設定例
※画像は同期先(Dr.Sum)ODBCデータソース登録の設定例
①[Dr.Sum DataLoader 5.7]を選択し[Task Controller]をクリックしログイン
②[タスク]タブ>[ジャーナルとタスクの作成]を選択し、[名前]で任意のタスク名を設定
③[同期元の設定]の[データソース名]右にある[…]をクリックし
[データソース名]:同期元(本記事ではPostgreSQL)ODBCデータソース
[ユーザー名][パスワード]:同期元の必要権限がそろったログイン情報 を設定し[OK]をクリック
④同期元テーブルを選択し[OK]をクリック
※同期元に主キーが設定されていない場合は[キー項目]の[…]から主キーとする項目を追加
⑤[Dr.Sumの設定]の[データソース名]右にある[…]をクリックし
[データソース名]:同期先(Dr.Sum)ODBCデータソース
[ユーザー名][パスワード]:Dr.Sumの必要権限がそろったログイン情報 を設定し[OK]をクリック
⑥同期先テーブルを選択し[OK]をクリック、[キー名]で主キーとする項目を選択
参考:[その他]タブ
[その他]タブでログの出力レベルや、タスクの実行前後にプログラムやバッチファイルなどのイベント、実行間隔(分)などを設定することができます。
※実行間隔の設定はネットワークや上位の更新頻度などを検証の上、設定してください。
⑦[OK]をクリック後、ジャーナルとトリガー作成の確認メッセージも[OK]をクリック
※画像はPostgreSQLの設定例です。同期元によって作成されるオブジェクトは異なります。
⑧作成したタスクを選択後右クリックし[一度だけ同期する]を選択し[OK]で正常に実行できるか確認
①作成したタスクを選択後、右クリックし[インポートして開始]を選択し[OK]で一度インポート
②同期の確認
いかがでしたか?意外と簡単に同期機能を設定できたのではないでしょうか。
DataLoaderの「同期機能」による鮮度の高いデータ活用、ぜひお試しください!
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