
さいしょに

この記事ではConnectのライブラリとなる[メール送信]ライブラリについて解説します。ライブラリ群の全体の話についてはこちらの本記事に記載しています。
ライブラリの特徴
メール送信ライブラリはConnectの処理が終了した時に使えます。他にもチャットツールに送信などもできますが、まずは基本のメール送信ですね。
本ライブラリでは正常終了時、異常終了時の処理判定をし、メッセージ内容を変更することができます。
ライブラリの詳細
引き渡し変数
メール送信ライブラリで必要な変数はこちら。

親スクリプトから渡してほしい変数はこちらです。
- 実行スクリプトID
- 実行スクリプト名
- 正常異常フラグ(0:正常 1:異常)
- メッセージ
です。
親スクリプトからの変数の渡し方はこちら。

ちょっと画像から見切れて申し訳ないのですが、変数は4つです。
親スクリプトからは自身の変数である
- スクリプトID
- スクリプト名
- 正常異常フラグ
- メッセージ
を渡します。
ここで大事なのは正常異常フラグです。
正常終了のときに[メール送信]ライブラリに渡すのは “0”
異常終了のときに[メール送信]ライブラリに渡すのは “1”
です。
ここで正常メール、異常メールを[メール送信]ライブラリが判断して送るようにします。
異常終了の場合はメッセージ変数にTry_catch構文の中からerror_messageを引き渡します。

処理の流れ

正常異常判断
[メール送信]ライブラリは簡単な条件分岐を設けてます。

IF文の条件分岐で親スクリプトからもらってきた[正常異常フラグ]で[0]か[0以外]かを判断しています。
メールタイトルと本文の挿入
メールタイトルに呼ばれたスクリプト情報を書きます。

メールタイトルには本来はエラーメッセージを伝えますが、これは別に動く[異常終了DBログ]に任せることにします。

異常終了の場合は本文に親スクリプトから持ってきた変数を格納します。

メール送信ってどうするの?

メール送信はみなさんが使用しているメールサーバー環境によって設定が変わります。
どうしてもここは情シスさんの力か、自分自身がいろいろ詳しくなければなりません。
フリーアカウントで作ったメールに送っても、会社の仕事としてはNGですものね。
会社としてもセキュリティーの観点からあまり公開できないですよね。
これは某社で、某社で接続が成功した事例です。Office365はこれでイケるのかな!? と思える参考情報です。


さいごに
メール送信ライブラリについては以上となります。
メールやチャットなどのコミュニケーションはシステムから運用者に情報を伝えてくれる重要なポイントとなります。
運用者は日々のシステムに対しての負荷をなるべく忘れる、でもいざとなったらその時だけ対応する、システムとそんな関係を築けると良いでしょう。
他のライブラリについてもこちらで解説していますので、ぜひご覧になってください。