★★★:よくある
売上の予実管理を行う場合などに、予算は通期分あるが実績が途中までしかない場合、折れ線チャートで表示すると期中の実績以降の累計が同じ値で表示されてしまい、見誤ることがないでしょうか?そんな時は、実績がまだない期間について折れ線を表示しないように設定することができますので、テクニックを紹介いたします。

【完成イメージ】

1.売上と予算のデータを使ってチャートを作成します。

 (1)売上累計と予算累計は、「事後計算項目」を作成して項目の累計を取得しましょう。「予算累計」の事後計算項目には、「予算」項目の累計を計算式に入力します。(集計項目は「予算」、関数は「累計」を選択し「計算式に挿入」をクリック)

 (2)「売上累計」の事後計算項目には、「売上金額」項目の累計を計算式に入力します。(集計項目は「売上金額」、関数は「累計」を選択し「計算式に挿入」をクリック)
この時、売上金額がない(0の場合)は、空白(NULL)にして、売上金額がある場合のみ「売上累計」を出力するようにIF文を作成します。

【IF文例】
if (Self([売上金額]) == 0){
 return Number.NaN;
}else{
 return CategoryCumulativeTotal([売上金額]);
}

 (3)「売上金額」と「予算」を非表示にして、「売上累積」と「予算累積」のみ表示するようにします。

 (4)「売上累計」と「予算累計」が表示されますが、このままでは値はありませんが線は引かれたままとなります。

2.売上が存在しない月の線を非表示にしましょう。

 (1)「チャートエディタ」を表示して、「存在しないデータは線を描画しない」にチェックを入れます。あわせて、「非表示データの不透明度」を「透明」の場所までスライドします。

 (2)データが存在しない月以降は折れ線が表示されなくなりました。

いかがでしたでしょうか?IF文を使って、データの有無を条件分岐するところが少し難しいかもしれませんが、汎用的に使えるテクニックですので、上記のようなチャートを作成される場合の参考にしてみてくださいね。