★★★:よくある
Dr.Sumのグループレベル設定でユーザーが所属するグループに対して階層構造をもたせることができます。上位グループに所属するユーザーには、下位グループに設定している権限を含む権限設定が可能です。
今回は関東のデータを閲覧できる「関東営業」と関西のデータを閲覧できる「関西営業」、そして2つのグループを包含する上位グループ「営業本部」を作成し全国のデータを閲覧できるように設定します。
下記の記事で紹介した環境変数のみを駆使した設定も可能ですが、営業本部に複数の環境変数が必要となりメンテナンス性も落ちてしまいます。グループレベルの設定と組み合わせることで環境変数の設定を最小限にすることができます。グループレベルはいくつでも階層化できます。
参照:ユーザーごとに閲覧可能なデータを制御しよう! |
前提:グループの作成と環境変数設定
以下のようなブロック名:「関東」「関西」をもつデータに対してそれぞれのグループに権限付与します。
該当ビューのブロック名には抽出条件を設定し、関東営業と関西営業にはそれぞれ環境変数を設定します。
ユーザーやグループの作成方法、環境変数を使った閲覧可能なデータ制御については以下の記事をご参照ください。
参照:ユーザーとグループを作成してみよう! |
参照:ユーザーごとに閲覧可能なデータを制御しよう! |
グループレベルを設定する
作成した3つのグループにグループレベルを設定していきます。
[ユーザー]タブの[グループレベル]を選択し、右クリックメニューから[追加]を選択します。
[グループの追加]画面で、最上位レベルになる「営業本部」を選択し[追加]ボタンをクリックします。
同様に「上位グループ(営業本部)」を選択し、右クリックメニューから[追加]選択後、「下位グループ(関東営業・関西営業)」をそれぞれ追加します。
Datalizerに営業本部、関東営業、関西営業に所属するユーザーでそれぞれログインし該当ビューを集計実行します。
今回はグループレベルによる階層構造をもった権限設定の方法をご紹介しました。
組織の階層構造に合わせて作成したグループに適切な権限を設定することで、メンテナンス性がグッと上がりますよね。組織変更などにも柔軟に対応できる「グループレベル」の設定、ぜひご活用ください!